京都の有名な骨董市といえば東寺で毎月21日に行われる弘法市(こうぼういち)の骨董市と毎月25日に開催される北野天満宮の天神市(てんじんいち)の骨董市があります。今日は天神市の様子をレポートします。
※この記事は2020年1月24日に加筆・修正しました。
北野天満宮の天神市とは
北野天満宮は、全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社。親しみをこめて「北野の天神さん」、「北野さん」と呼ばれています。本殿は国宝になっています。
御祭神である菅原道真は学問の神なので「学業成就」のご利益があると言われています。
境内には様々な形をした「なで牛」がおり、なで牛の頭をなでると頭が良くなると言われています。また大黒様の口に小石をのせて落ちなければ、その小石を財布に入れて祈るとお金に困らないといわれている大黒様の石灯籠があったり京都のパワースポットとしても大変人気のあるお寺です。
天神さんの骨董市 時間と場所
北野天満宮では天満宮の御祭神である菅原道真の誕生日と命日にちなみ、は毎月25日に天神市(てんじんいち)開かれます。縁日が並び、日没から境内はライトアップされます。境内外に骨董品や手作り商品のお店がずらっと並び賑わいます。
骨董市は朝6時前~夕方16時ぐらいまでお店が出ています。
でも骨董好きのプロは日が上がる前にの店の準備している時間に買い付けるそうですよ!本当にいい物は日の出前には無くなっちゃうのかも知れません…
各月の25日は以下になります。
2020年01月25日(土)
2020年02月25日(火)
2020年03月25日(水)
2020年04月25日(土)
2020年05月25日(月)
2020年06月25日(木)
2020年07月25日(土)
2020年08月25日(火)
2020年09月25日(金)
2020年10月25日(日)
2020年11月25日(水)
2020年12月25日(金)
北野天満宮の東側に沿って通っている御前通(おんまえどおり)が骨董市のメインになります。天満宮の北門がある裏側まで道沿いにお店がびっしり並びます。
天満宮の境内にも東門から一の鳥居までの道に左右にお店が並んでいます。一の鳥居から本殿に続く参道は食べ物の露天が並んでいます。
北野天満宮一の鳥居、鳥居の右側の道が御前通です。
この日は小雨が降っていた朝の時点ではお客さんはポツポツでしたが、雨が止んだお昼には多くの人が出てきてました。
骨董市の様子
福助、招き猫の陶器や古い看板。年季の入った骨董は見ているだけで楽しいです。
何だかわからない物をお店の人が教えてくれたり、昔の古道具の使い方を教えてくれたり、骨董市はお店の人とのコミュニケーションがとても楽しいです。お店の真前でタバコを燻らせてるおっちゃんがいたり、がっつり横になって寝てたり、昔ながらの雰囲気もちゃんとあります。
昭和レトロな食器類や置物を扱っているお店もたくさんありました。
お家の不用品?みたいな物やビンテージな輸入品。
これぞ骨董!という壷や器、日本の伝統品、ハンドメイドの商品などなどいろんな種類の商品があります。
東門の下でいつも人を集めている陶磁器屋さん。外国に輸出用に作られたハイセンスな器やタイルは何時もついつい何か買っちゃいます。とにかく安い!そしてお洒落!
最近凄い増えたのが着物の古着。外国人観光客にも大人気のようです。
商売上手なお店は1枚800円、2枚で1000円等、値段が明瞭で観光客の人も買いやすく人だかりが出来ていました。モダンな柄の着物を外人さんが着るとこれまたカッコいい。
でもツンツルテンだったり、おいおいそんなに緩く着たらダメだよ!と突っ込みたくなる試着姿が見ていて楽しい。
おそらく海外でガイドブックやネットで情報が出ているのか、たくさんの外国人観光客の人が骨董市に来ていました。観光客じゃなくても普通の商店やおみやげ物屋さんにない、掘り出し物がたくさんあって骨董市、楽しいです。
日本でもレンタル着物など観光地で流行っていますが、安くてたくさん種類があるので着物の古着を探している人は骨董市オススメです。
一の鳥居から本殿に続く参道は食べ物の露天がたくさん並んでいます。べっこう飴や焼とうもろこし、ベビーカステラ、お好み焼、たこ焼きなどなど。座って食べれるスペースを用意している所もあるのでいろいろ買い食いしても楽しいと思います。
長五郎餅で一服がおすすめ
骨董市で歩きつかれたらお茶で一服、小休憩を入れてみてはいかがでしょうか
長五郎餅 北野天満宮境内店↓の地図のポイントの場所
天正15年、太閤秀吉が開いた北野大茶会の際用いられたという由緒正しきお餅、長五郎餅で一服一休みしました。天正年間から400年以上も続く名品で、薄い餅皮に餡を包んだ上品な餅菓子です。
煎茶セット 380円(税込)
長五郎餅 2個 煎茶付
煎茶を抹茶に変えることもできるようです540円(税込)
程よい甘味のこし餡が美味しかった!
北野天満宮東門内に毎月25日午前11時から午後3時だけの出店しているとのこと
※特別に正月1日~4日迄・2月3日の節分祭・1月~3月25日までの土曜日と日曜日(梅苑のシーズン)も
出店している様です。
また店の前の売店で、お持ち帰りも購入できます。
北野天満宮までの行き方
京都駅から、北野天満宮への行き方は、バスか電車+バスで行くのが一般的です。京都は渋滞がすごいので乗車する時間帯でどちらかを選ぶのが良いと思います。タクシーで行く場合は結構距離があるのでやはり渋滞している時間は気をつけたほうが良いと思います。
バスのみでいく場合
JR京都駅より市バス50・101系統で行くことができます。京都駅からの乗り場はB2「二条城」方面乗り場です。
50系統の「北野天満宮・立命館大学前行」のバスか急行101系統のバスに乗り、
「北野天満宮前」で下車します。
乗車時間は京都駅から30分ぐらいで101系統のほうが少し早いです。(50系の方が細かく停車しますがそこまで変わらない気がします)乗車時間が30分ぐらいあるので並んで待ってでも座席に座ったほうが良いと思います。
渋滞するとプラス20分かかったり、ひどい時にはもっとかかる場合があります。
運賃は230円です。
電車+バスでいく場合
京都駅から市営地下鉄烏丸線「国際会館」行き(乗車時間10分ぐらい)にのって「今出川駅」で下車。今出川駅からバスに乗り換え、市バス51・102・203系統「北野天満宮前」で下車。乗車時間約15分ぐらいです。※こちらも渋滞が無ければ。
車で行く時の注意点
車で行く場合は25日の天神市は北野天満宮の駐車場が使えないので周辺の駐車場を使いましょう。
ただし注意が必要です。
25日はパーキングで設定している最大料金の条件外の可能性があります。パーキングの案内板をきちんと読みましょう!
僕は…実際に最大900円と書いている駐車場に止めて
支払い時に…3000円!へ?は?
案内板をよーくみると※土日曜と25日は除くと小さく書いてありました。。。
小ィせーよ文字。。25日だけ特別なんて思いもしなかったよ。。
と痛ーい出費。せっかく骨董市で値切って商品を買っても水の泡です。。
みなさんは十分に気をつけてください!
大阪 四天王寺の骨董市、京都 東寺のガラクタ市にも行った時の事をレポートしています。
関西3大骨董市をこちらの記事にまとめてます。
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