楽しい海外旅行、もちろん忘れ物はしたくないものですが、うっかりミスは誰にでもあるものです。携帯電話や時計、思い出の品などうっかり忘れっちゃったと諦めにるはダメージが大きすぎるモノもあります。
今回、海外で携帯を忘れてしまったのですがFedExという国際郵便のサービスを提供する業者のリモート・ピックアップというサービスを使ってなんとか取り戻すことが出来ました!
手続きの詳細設定はケースバイケースなので細かくご案内できませんが私が体験した大まかな手順をこの記事ではご紹介したいと思います。同じような思いをしている誰かの参考になれば嬉しいです。
ホテルにiphoneを忘れた!
私のケースは両親と一緒にベトナム旅行に行ったのですが、
母が帰りの飛行機の搭乗手続きを終え、あとは飛行機に乗るだけ…とホッとしたところで『携帯電話が無い!』と忘れ物に気づきました。ホテルに取りに戻ることも出来ず。後日、日本に送ってもらうしかなくなりました。
まずは忘れ物の確保!
ホテルやお店に忘れ物をしたときは迅速に連絡をして忘れ物を確保してもらう必要があります。部屋の金庫の中など具体的に忘れた場所がわかれば伝えて探して探してもらいましょう。
携帯電話の場合は電話をすればホテルの方が出てくれる場合もあります。私の場合も忘れた携帯電話に電話したらホテルの人が電話口に出て「ホテルに保管するよ」と伝えてくれました。
ちなみに私がホテルに電話した際google翻訳に助けてもらいながらこの様に伝えました。英会話に自信がない場合はメール&翻訳機能を使った方が間違いがなくコミュニケーションが取れると思います。
Can you send it to my house by cash on delivery?
※cash on deliveryは着払いの意味です。略語のCOD(シーオーディー)でも通じます。
I will send you the address by email, so please check it and reply.
忘れ物がある事が確認できれば、あとは着払いで送って~で一件落着となる予定だったのですが…
しかーし…
ホテルやお店が直接発送してくれればいいのですが、配送業者の手配は自分でやってくださいと言われることもあります。
今回、ホテルに発送をお願いしたらご丁寧に
「当社のポリシーに従い、お客様の忘れ物は当社が責任を持って保管しますが、配送手配はお客様の責任となります。」
と言われてしまいました。。(直接おくってくれないのね…)
とりあえず、携帯電話は無事に見つかり、保管もしてくれるというのでここは自分で配送手配するしかないようです。
FedEx(フェデックス)のリモート・ピックアップ・サービス
もう自分でやるしかないと腹をくくって、配送会社を探しました!
国際郵便はDHLやFedExが有名です。ネットで探したところFedEx(フェデックス)のリモート・ピックアップというサービスを使えば、日本にいながら海外で集荷して日本へ郵送できるようです。ネットで検索すると何件か忘れ物の先人の記事が出てきました。(頼りになります!)
という事で結論から申し上げますと、このFedExのリモート・ピックアップ・サービスを使って自分で配送を手配~書類を作成~集荷依頼~荷物の郵送をすることが出来ました!
以下ではFedExのリモート・ピックアップ・サービスを利用した際の手順をご紹介します。どなたかの参考に少しでもなればと思います。
FedEx(フェデックス)のリモート・ピックアップ・サービスを行う手順
この記事は2024年3月時点のものです。サービスの内容など変更になっている場合があるので、ご注意ください。
FedEx(フェデックス)のアカウントを作成
FedExのHPよりメニューのアカウントをクリックして「アカウントの開設」をクリックします。アカウントの開設のページの個人アカウント「アカウントの開設」をクリックします。
利用規約を確認し「登録」をクリックします。
この後は以下の手順でアカウント作成を進めます
● 名前、国、連絡先住所などの連絡先を英語で入力します。
● ID、パスワード等のID情報を入力します。
● 法人or個人のアカウントを選択します。
● クレジットカード情報を入力すれば完了です!
※成功すれば一時的な事前承認料金として80円がクレジットカード請求されます。
リモート・ピックアップを申し込む
リモート・ピックアップを申し込む為にFedExにリクエストを送る必要があります。
以下のページに詳細が書いています。
海外にいる荷送人のために集荷依頼を手配することはできますか?https://www.fedex.com/ja-jp/customer-support/faq/sending/pickups/japan-remote-pickup.html
こちらのページよりリクエストフォームをダウンロードして指定のアドレスにメールします。
リクエストフォームをダウンロードするには こちらをクリックしてください。
をクリックしてPDFを開きます
PDFの項目自体は日本語ですが内容は英語で記入しています。
利用するサービスのタイプの違いはプライオリティはスピード重視でエコノミーはコスト重視です。(サービスのタイプの詳細はこちら)
またアカウント・ナンバーを入れる部分がありますがこれは先ほど作ったアカウントにログインしてアカウント>マイプロフィール>アカウントの管理でアカウント・ナンバーが確認できるのでそれを記入します。
もしここで書き方や不明点などがあればカスタマーサポートに電話かメールで連絡して確認するのが良いと思います。
カスタマーサービス https://www.fedex.com/ja-jp/customer-support/something-else.html
今回、発送が完了するまで2回程、カスタマーサービスに電話連絡をして教えを請いましたが、1回目は聞いたことだけ答えてくれる少しそっけなさを感じましたが2回目は手厚く確認してくれて相談に寄り添ってくれる感じでした。少し人によって違いはあるかもしれませんが、丁寧に教えてくれます。
基本的に海外発送のカスタマーサービスは企業などの大口輸出・輸入の対応をされていると思うのですが今回私のような忘れ物レベルの相談も日本語で出来るというのは大変助かります。
リクエストフォームが完成したら指定のアドレスにメールします。
しばらくするとそのアドレスから【コントロール番号】が入ったメールの返信がきますので【コントロール番号】を確認します。
運送状&その他の書類を作成
ここまで来たらあと一息です!アカウントにログインしてメニューの出荷>いますぐ出荷を選択。
先ずは左上の輸出か輸入の選択で「お荷物を輸入する」を選択。右側の表示モードは一画面モードの方が作業をしやすいと思います。
● 仕向地:届け先を記入
● 荷送人:発送元を記入
● パッケージの詳細:商品のサイズや重さを記入
● 貨物の内容:目的や関税用のインボイスをどうするかを記入←ここが難しかったです。
● サービスの詳細:いつどのサービスで発送するか記入
● 集荷持ち込み:集荷持ち込みの選択(今回リモートピックアップなので予約の集荷を使用を選択しました)
● 請求の詳細:誰がお金を払うのかを記入
やはりここで書き方や不明点などがあればカスタマーサポートに電話かメールで連絡して確認すると良いと思います。
私の場合はある程度、分かる部分は記入をして「貨物の内容」についての部分が曖昧だったのでカスタマーサポートに電話させて頂きました。管理画面の操作や記入個所の案内を教えてもらえます。
カスタマーサービス https://www.fedex.com/ja-jp/customer-support/something-else.html
海外からの発送は輸入になります。国内にはない関税の問題やバッテリー等輸送自体が可能かどうかなどケースバイケースの問題もあります。少し専門的な知識も必要になりますので、カスタマーサポートの方に教えて頂きなんとか記入を完了することが出来ました。
ここの記入時、途中でも内容を保存できるので、利用するサービスの違いなど確認&保存しながら進めました。(サービスのタイプの詳細はこちら)
記入が完了すると、
料金と配達所要時間なども表示されます。私の場合ハノイから携帯電話1台郵送するのに7千円以上かかると出ました。(けっして安くないけど、しょうがない(泣))
内容を確認して、登録ボタンを押します。
発送ラベルとインボイスを荷送人に送付
FedEx Ship Managerで運送状の作成が完了すると発送ラベルとインボイスが作成されるのでそれらをダウンロードします。
メールでも自動送信で作成された書類が送られてきました。
そしてその書類のPDFと先にリクエストフォームを送って返信された【コントロール番号】をメールに書いて携帯電話を忘れたホテルへメールで送りました。
またホテルへのメールには
・Fedexの配送を手配したので必要な書類を印刷してもらう
・商品を梱包してもらう
様にお願いしました。
現地のFedExのスタッフが集荷に行った時に書類が印刷されていないと集荷してくれません。またホテルの方いわくコントロール番号も確認されたようです。
なのでそれらをホテルの方に揃った状態でお知らせするとスムーズにいくと思います。私の場合、ホテルの人が印刷をしていなくて一回集荷が出来ないとFedExの人が帰ってしまいました。また次の集荷は書類を印刷して荷送人からコントロール番号を伝えて再集荷依頼をしてもらう手間がかかったので、何とか一回でスムーズに進めた方が良いと思います。
ということで再集荷になったものの無事に!商品を集荷してもらえました。
ログインして貨物を追跡する
無事に集荷されれば、あとはFedEx Ship Managerにログインして荷物の行方をほぼリアルタイムに表示されるのでそれを確認して到着を待ちます。
ハノイを出発して1日で荷物のハブ地点の中国の広州に到着してその1日後には成田に到着していました。今回はスピード重視のFedEx International Priorityというサービスで送ったので集荷から到着まではわずか3日!早い!受け取った時はちょっと感動しました。
しかし自分でサービスを探すところからだと結局忘れた日から、取り戻すまでは1週間かかりました。
また費用もけっして安くないです(泣)…でも思い出の詰まった携帯電話が戻ってきて母もとても喜んでいました。
という事で、海外からの国際便はやってることは個人輸入です。やはり全てを自力で完結するのは初心者には難しかったです。部分部分でカスタマーサポートの方にサポートしてもらって何とか出来ました。でもFedExのリモートピックアップというサービスのおかげで大事な携帯電話を諦めずに取り戻せました!いい勉強になりました。この記事が同じような思いをしている誰かの参考になれば嬉しいです。
I think I left my cell phone in the room I stayed in. Could you please check on it?