台湾 高雄にはC-bikeというレンタルサイクル(シェアサイクル)があります。高雄市内に複数あるレンタルステーションで自転車をレンタルし、どのレンタルステーションでも返却できるというシステムです。
高雄市内はそこまで大きい街ではないので主要な観光地間の距離が近いです。高雄観光ではタクシーや地下鉄のMTRを活用すると思いますがMTRは縦に伸びる紅線(赤ライン)と横に伸びる橘線(オレンジライン)しかありません。蓮池潭にある龍虎塔等、駅から少し離れていたりするのでそんな時、自転車が使えるととっても便利です。
今回、僕らもホテルから少し離れた朝食の肉まんが有名なお店(興隆居)に行くべく!高雄レンタルサイクルC-bikeに挑戦してみました。
しかし思わぬトラブルに…本当はC-bike超便利!みたいなブログにしたかったのですが
正直なところ、僕のような初心者にはC-bikeはハードルが高かったです。。。
こんな事もあるから気をつけて!というレポートをします。
C-bikeとは
高雄市内で利用が出来るレンタルサイクルサービスです。
レンタルステーションは公式サイト(高雄市公共腳踏車資訊網)で確認できます。
出典:公式サイトのスクリーンショット
高雄市内はかなり網羅されていて地元の人も多く利用されているようです。
レンタル料金と支払いについて
C-bikeの料金は30分まで無料。
31分~60分まで5元(約18.5円)、61分~90分まで10元(約37円)、91分からは30分毎に20元(約74円)。
とにかく安いです。
地元の人は悠々カード?ipass?などで利用できるようですが住所が無いと登録できないので、外国人旅行者がCbikeを使うにはクレジットカードを使って利用するしかありません。
レンタルステーション
借りる際はレンタルステーションにあるキオスク端末で操作します。
この端末にクレジットカードを入れて操作をすると自転車を借りることが出来ます。実際に借りてみました。
トラブル1、自転車を借りられない!
通常のC-bikeの利用方法は…
レンタルステーションにあるキオスク端末の画面をタップ。
初期画面は中国語になっていますが、「語系切換」を押すと、英語表記にも変更できます。
「信用□租/還車」を選択。レンタル料金の支払いに使用するクレジットカード入力画面になります。
端末の挿入口にカードを入れると端末の画面にクレジットカード番号、有効期限が入力された状態になります。セキュリティコードが空欄になっているので手動で入力。
「租車」をタップ。確認ボタンを2回程タップ。(自転車を紛失した場合は弁償する等の確認です。)
レンタルする自転車の番号を入力する画面になったら借りたい自転車の番号を入力して少し待ちがあった後、指定した自転車の前の緑のボタンが点滅していました。
赤いボタンを押し、自転車を後ろに引くと、連結から自転車を取り外せて自転車を使うことが出来ます。
通常はこのような手順で自転車を借りることが出来ます。
トラブル発生です。。。
キオスク端末での操作は無事に終ったのですが、
緑のボタンが点滅している自転車の連結が外せない。。。
キオスク端末には45秒以内に自転車を外してくださいと書いてあるのですが
自転車の連結が外せない。。。いくら強くやっても外れないんです。
45秒が過ぎ、おそらくもう引っ張っても外れないんだろうと思い無理に外すのはあきらめました。
でも借りたままになっていたら嫌なので返却手続きをしてみる事に。
キオスク端末で返却をしてみますが、やはり借りてないのかエラーになってしまいます。
画面に中国語で案内は出てるのですがサッパリわからないので不安になります。
借りた事になっているのか、、、なっていないのか。。。
ん~困った。困っていると先に自転車を借りた地元の方が話しかけてくれました。
中国語だったのでわからなかったのですが、その地元の人は一旦自分が借りた自転車を返却して
僕が取り外せなかった自転車を自分のカードで借り直してくれました。
その時は問題なく自転車は取り外せました。
別の人が借りれたから、借りた事になってなかったようです。それがはっきりして安心しました。
そのやり取りを見ていた日本人の方が、「さっき私も同じような事があったのよ~。その時は地元の人が電話で問い合わせをしてくれて何とかなった」と言っていました。
C-bikeは結構このようなトラブルがあるんだろうか…
それにしても台湾の人優しい人が多いいです。
その後、別の自転車で再トライしたら問題なく連結を外せて利用できました。
(カードの問題では無かったようです。。なんでだろうか。。)
トラブル2、自転車を返せない!
レンタルサイクルを使い終わって借りた場所とは別の所のレンタルステーションに自転車を返却使用とした所、、、またまたトラブル。
通常のC-bikeの返却方法は…
まずレンタルステーションに自転車を戻します。
自転車の前かご部分にある接続部をステーションのバーへ差し込みます。バーの緑のランプが点灯します。
次にキオスク端末で返却の手続きを行います。「信用□租/還車」をタップします。
クレジットカード情報の入力を求められたのでクレジットカードを挿入してセキュリティーコードを入力します。「確認」をタップ。「還車」をタップ。
通常では利用料金と利用時間が表示され返却完了です。
トラブル発生です。。。
しかし画面には…
失敗の文字が…。
返却が出来ていないようです。返却できていないという事はずっと課金され続けるんじゃないかという不安…。返却作業を再度やっても結果は同じ。
さあ困った、ここからどうすればいいのか全くわからない。
トラブル時の日本語情報がネットに無いのでホントに困りました。
今回は地元の人も近くにおらず。
やはり電話するしかないか。。。
中国語なんて使えないしトラブルを説明する自信は全く無いですが、他に対処のしようが無い!
ということで電話してみました。(電話番号はキオスク端末に載っていました。)
高雄市公共腳踏車資訊網
客服專線:0800-255-995
中国語のカスタマーサービスに繋がります。
JapaneseかEnglish使える人いますか?と聞いたら何か言われて保留に。
少し待たされた後、Hello!と英語を話してくれる人が!
助かった~。英語も得意じゃないですがなんとかつたない英語で状況を説明。
・どこのレンタルステーションで借りて、どこのレンタルステーションに返却したか。
・利用したクレジット番号の上4桁と最後の4桁。
・自転車の個別番号(下の写真の自転車のフレームに書いてある番号です。)
を聞かれました。そして、結果的には料金はかかっていません。と教えてくれました。
電話口の方は拙い英語でも丁寧にヒアリングしてくれました。
おそらく電話をしなくても課金される事は無かったのだと思いますが、クレジットカード情報で登録しているだけに返却失敗したまま放置する事はできません。
このようなトラブルが起きたときは電話して解決しないといけないのでC-bikeは意外に初心者にはハードルが高いのではないでしょうか。
C-bikeを使ってみた感想
自転車自体は乗りやすく、サイクリングは全く問題なかったです。
また高雄の道は広く整備もされていたのでとても使いやすかったです。
トラブルさえなかったらバシバシ使い倒してオススメしたいところですが、
今回は撃沈しました。
キオスク端末での操作は中国語、英語がわかる方は問題ないと思います。
ただトラブルが起きたとき、端末上で何も出来ないので電話で解決するしかありません。
今回カスタマーサービスの方は下手な英語でも丁寧に対応してくれたので良かったですが、
英語が通じない場合対応ができませんでした。
レンタルステーションの美麗駅や市議会駅を英語でなんと言うのか判らなかったり、
かなりテンパりました。
外国人はクレジットカードでしか借りれないので、何かミスをしていた場合、気づかないまま課金されているんじゃないかという不安があります。アプリなどと連動していて履歴など見れれば借りた記録と返した記録が残るのでいいのですが・・・まだそのようなシステムは無いようです。(通常キオスク端末操作で履歴は確認できますが、今回のトラブルが起きたレンタルで使用したカードの履歴はキオスク端末上に出ませんでした。)
トラブルが起きるとテンション下がりますよね。
今回の旅行ではC-bike利用はこの1回で断念。タクシーを利用しました。
と、言う事でレアケースかもしれませんが、こんな事もあったのでC-bikeの利用の際は
・どこのレンタルステーションで借りて、どこのレンタルステーションに返却したか。
・利用したクレジット番号の上4桁と最後の4桁。
・自転車の個別番号
等、トラブルがあった時のため記録しておく事をオススメします。
※記事の中の為替レートは100元(NTD)約3.7円で計算しています。
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